⚖️ 按分計算
よくある按分から選ぶ
自宅兼事務所の家賃を、仕事部屋の面積比で経費にする
総額と配分先
端数の扱い
按分結果
| 名称 | 面積(㎡) | 比率 | 計算値 | 按分額 | 端数調整 |
|---|---|---|---|---|---|
| 仕事で使う部屋 | 12 | 20.00% | 24,000 | 24,000円 | - |
| 生活で使う部分 | 48 | 80.00% | 96,000 | 96,000円 | - |
| 合計 | 60 | 100% | 120,000 | 120,000円 |
「按分」の読み方と「案分」との違い
按分は「あんぶん」と読みます。全体を、基準になる数量の比に応じて分けることです。 人数で等しく割る割り勘との違いは、1人ぶん(1件ぶん)の重みが同じではない点にあります。 面積の広い部屋が多く負担し、人数の多い部門が多く負担する、という分け方です。
「案分」と書いても意味は同じです。「按」が常用漢字表に入っていないため、公用文では同じ音の「案」に書きかえる決まりがあり (1956年の国語審議会「同音の漢字による書きかえ」)、書類やソフトによって表記が割れています。 どちらで検索しても探しているものは同じです。このツールもどちらの計算にも使えます。
何を基準に分けるか
按分でいちばん重要なのは計算ではなく基準の選び方です。 とくに家事按分は、あとから「なぜその割合なのか」を説明できる基準であることが求められます。 面積・時間・人数のように数えられるものを使い、根拠になる図面や記録を残しておいてください。
| よくある型 | 基準 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 家事按分(面積) | 面積(㎡) | 自宅兼事務所の家賃を、仕事部屋の面積比で経費にする |
| 家事按分(時間) | 時間(h) | 電気代や通信費を、1日のうち仕事で使う時間の割合で分ける |
| 土地と建物の按分 | 固定資産税評価額(円) | 不動産の売買価格を固定資産税評価額の比で土地・建物に分ける(建物にだけ消費税がかかる) |
| 部門別の共通費配賦 | 人数(人) | 本社の共通経費を各部門の人数で按分する |
| 比率を直接指定 | 比率 | 60:30:10 のように比率をそのまま入れる |
自宅兼事務所の家賃のように仕事と生活の両方で使うもの(家事関連費)は、 仕事で使っている部分を区分できるときにかぎって、その割合ぶんを経費にできます。 面積で分けるなら仕事部屋の㎡数、時間で分けるなら1日のうち業務に使う時間、というようにひとつの基準で通すのが原則です。 不動産の売買価格を土地と建物に分けるときに固定資産税評価額の比を使うのは、建物にだけ消費税がかかるため、按分の結果がそのまま税額に効いてくるからです。
端数が合わないときにどこへ寄せるか
按分でいちばん困るのが1円のズレです。たとえば100,000円を3件へ等分すると1件あたり33,333.33…円で、 切り捨てると合計は99,999円になり1円足りません。 比率どおりに割った時点で端数は必ず出るので、「どこへ寄せるか」を先に決めておくしかありません。
| 寄せ方 | 何が起きるか |
|---|---|
| 端数を公平に配る(最大剰余方式) | 切り捨てで余った端数を、切り捨て量の大きい行から1単位ずつ配ります。合計は必ず一致します |
| 金額が最大の行に寄せる | 差額を最も金額の大きい行にまとめます |
| 最初の行に寄せる | 差額を1行目にまとめます(本社・代表など) |
| 最後の行に寄せる | 差額を最終行にまとめます(その他・調整など) |
| 調整しない(差額を表示) | 各行を独立に丸めます。合計と総額の差額をそのまま表示します |
既定の最大剰余方式は、切り捨てで最も損をした行から順に1単位ずつ戻す方法です。 誰か1人にしわ寄せが行かず、合計は必ず総額と一致します。選挙の議席配分で使われる考え方と同じものです。 請求書のように相手ごとの金額を動かしたくない場合は「調整しない」を選び、 差額を別途調整してください。 社内の配賦で本社や「その他」でまとめて吸収する運用なら、最初の行・最後の行へ寄せる方法が合います。
※ 入力内容はすべてブラウザ内で処理しており、弊社サーバーへ送信・保存することは一切ありません。
総額を面積・時間・人数・評価額などの比率で配分し、合計が総額とぴったり一致するように端数を調整します。 家賃や電気代の家事按分、不動産の土地・建物の按分、部門への共通費の配賦、比率を直接指定した配分に使えます。 端数の寄せ方は「公平に配る(最大剰余方式)」「特定の行に寄せる」「調整しない」から選べ、単位は1円・10円・100円・1,000円に対応しています。