📏 デジタル計算尺
電卓が普及する前、技術者が計算に使っていた「計算尺」をブラウザで動かせるようにしました。滑尺(真ん中の板)とカーソル(ガラス)をドラッグして、掛け算・割り算・2乗・平方根・三角関数を求められます。かつて学生用として広く使われた竹製計算尺の標準的な構成にならって、K・A・B・CI・C・D・L の7本+滑尺裏の S・ST・T を載せています。
計算尺
カーソルの下の読み
「—」は、その尺が今カーソルの下に無い(滑尺がずれて尺の外に出ている)ことを表します。
計算をセットしてもらう
数式を入れると、計算尺をその位置まで動かします。動きを見てから、同じ手順を自分でなぞってみてください。
計算尺ドリル
出題された式を、上の計算尺を実際に動かして解いてみてください。読み取れるのは3桁までなので、答え合わせもそのつもりで判定します。
掛け算だけ。C尺の左端の「1」だけで解けるものが出ます。
問題を用意しています…
判定は誤差0.6%以内を正解、3%以内を「惜しい」としています。実物の計算尺で読み取れる精度に合わせた幅です。
使い方
C尺の左端の「1」をD尺の2に合わせ、カーソルをC尺の3へ。カーソルの下のD尺が6を指します。対数の足し算を、長さの足し算に置き換えているだけです。
左端の1で合わせると答えが右にはみ出します。そのときはC尺の右端の「1」を使います。読みは6.30、桁は自分で「63」と決めます。
C尺の1.8をD尺の6.3に合わせ、C尺の端の「1」の下のD尺を読みます。掛け算の逆をやるだけです。
A尺はD尺2本ぶんを半分に縮めた尺なので、D尺の値の真上のA尺がそのまま2乗になります。逆に読めば平方根です。K尺は3本ぶんなので3乗・立方根に使います。
「滑尺を裏返す」でS(sin)・T(tan)・ST(微小角)に切り替わります。S尺の30°にカーソルを合わせてD尺を読むと5.00、つまり sin30° = 0.500 です。
尺の一覧
| 尺 | 位置 | 用途 |
|---|---|---|
| K | 固定尺 | 3乗・3乗根(D尺の値の3乗) |
| A | 固定尺 | 2乗(D尺の値の2乗) |
| B | 滑尺(表) | 2乗(滑尺側。A尺と組んで使う) |
| CI | 滑尺(表) | C尺の逆数(1÷C)。掛け算を割り算に化かせる |
| C | 滑尺(表) | 基本尺(滑尺側) |
| D | 固定尺 | 基本尺(固定尺側)。答えはたいていここで読む |
| L | 固定尺 | 常用対数の仮数(D尺の値の log10) |
| S | 滑尺(裏) | sin(D尺を 0.1〜1 と読む) |
| ST | 滑尺(裏) | 微小角の sin ≒ tan(D尺を 0.01〜0.1 と読む) |
| T | 滑尺(裏) | tan(D尺を 0.1〜1 と読む) |
※ 目盛の位置は対数から計算して描いています。実物の計算尺は木や竹の反り・目盛の刻み精度により、有効数字3桁程度が読み取りの限界です。
※ 尺の構成は、かつて学生用として一般的だったマンハイム型系統の計算尺を参考にしています。特定のメーカー・製品とは関係ありません。
計算はすべてお使いのブラウザの中で行っており、入力内容が弊社サーバーへ送信・保存されることは一切ありません。